いつも弊事務所に格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、年始に、これからの事務所のビジョン、創業80周年を迎える2030年の事務所像として「日本でいちばん相談しやすい税理士事務所」であることを掲げたというお話をしました。もちろんこれは従来のビジョンであった「日本でいちばん関与先様との対話を大切にする事務所」を発展させ、どのように対話を大切にするのかを、より具体的に分かりやすく「相談しやすい」と改めたものです。
職員一人一人が「相談しやすい」状況を作るには、まず、人間力を高めることが大切です。以前から申していますように、愛の溢れる人物になること、すなわち寛容であること、謙虚であること、柔和であること、親切であること、誠実であることなどの人間力を涵養する必要があります。人間力が一人一人にしっかりと備わるようにすることで、創業者・忠岡そう吉が目指していた「愛の溢れる税理士事務所」を完成させたいと思います。
しかし、「相談しやすい」状況を作り出すには、愛だけでは不十分なんです。例えば、ゆっくり相談に応じられるような時間の創出や、相談しやすい場所の演出も必要なのかもしれません。加えて、そんなことよりも、もっともっと大切なことがあります。「あの人は相談には乗ってくれるけれど、頼りないなぁ」ということにならないように、しっかりと勉強をして知識を身につけ、アドバイスの経験を積むことが大切です。税務と会計だけでなく、民法や会社法あるいは経営学の知識なども必要です。これから5年間はそのことを第一に考えて事務所が前進することを願っています。
確定申告が始まります。今月も弊事務所をよろしくお願い申し上げます。(税理士 忠岡 博)
旧年中は弊事務所に格別のお引き立てを賜り、ありがとうございました。お陰様で、弊事務所は本年5月1日に創業75周年を迎えることになりました。また、本年は、私の所長就任20周年の節目の年にもあたります。
3年前、弊事務所は「ビジョン2025」(創業75周年を迎える2025年の事務所像)として、(1)日本でいちばん関与先様との対話を大切にする事務所であることと、(2)日本でいちばん不正に対して厳格な事務所であることという2つのビジョンを掲げました。
そのうち、(2)のほうは、関与先の皆様のご理解・ご協力と職員たちの頑張りにより、ようやく弊事務所は不正に対して厳格な事務所に生まれ変わることができたと思っています。残念なことに、今は不正が許される時代でないということをご理解いただけずに去って行かれた関与先様もありましたが、現在残ってくださっている関与先様にはご理解いただけているものと思っています。もちろん、今後も一切不正には協力いたしません。これは本来はビジョンに掲げるまでもなく、税理士として当たり前の話です。
(1)については、皆様のご意見を聞く限りまだまだ「日本でいちばん」というレベルで対話ができているとはいえません。ですから、これからも職員みんなでもっともっと人間力を研鑽します。今後はさらにこのビジョンを発展させ、「日本でいちばん相談しやすい税理士事務所」であることをビジョン2030(創業80周年を迎える2030年の事務所像)としたいと思います。そのことにより、遅くとも5年以内に、創業者である祖父が当初に目指していた「愛の溢れる税理士事務所」を完成させたいと思っています。
本年も、納税者を「愛」で支える弊事務所をよろしくお願いいたします。(税理士 忠岡 博)